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 相変わらずの原油高。もうすぐサミットも開かれますが、政府レベルではなかなか対応も難しいとか。「民」「民間」としてはできることはやろう。そんな動きが続いています。今回は建材メーカーと旅行会社の話題です。




 カーテンやカーペットのメーカーとして知られるインテリア大手の川島織物では、インドのCO2排出量が少ない水力発電事業で発生した1,000トン分の排出枠を三井住友銀行から購入し、既存のオフィス向けタイルカーペットに排出枠を付け、価格を据え置いて発売しました。

 環境に配慮する企業の需要を見込み、新たなビジネスチャンスと考えたようです。数百万円の排出枠購入費は自社で負担したとのことですが、「新規顧客などから問い合わせが増え、販売は好調」と手応えを感じているようです。

 カーペットの売り上げ目標を2年後に現在の5割増しの年30億円に引き上げる方針。
7月2日(水)の東京を皮切りに、7月18日(金)の福岡まで、名古屋、大阪でも商材展示会が開催されます。

川島織物セルコン
コントラクト商材展示会開催?カーボンオフセット方式で(PDFファイル)




 旅行会社のJTB西日本では、自社オリジナルブランド「LOVEARTH(ラバース)〜eco旅ええ旅できることからはじめよう〜」の販売を開始しました。

 この旅行プランは、国内・海外の団体旅行を対象に設定したエコツアーブランドで、単なるカーボンオフセットだけでなく、現地で自然を体験の活動や自然学習を行う内容としているのがユニーク。

 具体的には、旅行中に排出するCO2を相殺する費用をJTB西日本が預かり、自然エネルギー・コムを通じて自然エネルギーを購入。その際、参加団体には自然エネルギー購入の証明として、グリーン電力証書が1枚、配布されます。

 一例としてコウノトリの野生復帰をめざして活動する兵庫県豊岡市への貸切バスツアーは1泊2食付きで1人2万5,000円からですが、自然エネルギー購入のため別途500円相当を徴収、この他、自然エネルギー購入費用の一部とバス一台当たりの相殺費用にあたる約1万5,000円を同社がが負担。

 海外旅行商品の「2つの世界遺産を体感!ケアンズ5日間」では、6月出発の30名以上の場合、旅行代金を10万9,000円から設定しています。

JTB西日本
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