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監督:本木克英
音楽:チョ・ソンウ
原作:川口晴(文藝春秋刊)/サイトウアカリ(毎日新聞土曜夕刊にて連載中)
キャスト:田中麗奈、加瀬亮、福田麻由子、池脇千鶴、布施明、高島礼子、豊川悦司ほか
2008年3月15日(土)からロードショー
公式サイト:犬と私の10の約束

 犬の10戒とは、インターネットで広まった作者不明の短編詩。あなたはこの10の約束、守れているだろうか?

1.私と気長につきあってください。
2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3.私にも心があることを忘れないでください。
4.言うことを聞かないときは、理由があります。
5.私にたくさん話しかけてください。
 人の言葉は話せないけど、わかっています。
6.私をたたかないで。本気になったら
 私のほうが強いことを忘れないでください。
7.私が年を取っても、仲良くしてください。
8.あなたには学校もあるし友達もいます。
 でも、私にはあなたしかいません。
9.私は10年くらいしか生きられません。
 だから、できるだけ私と一緒にいてください。
10.私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。
 そして、どうか覚えていてください。
 私がずっとあなたを愛していたことを。
(原典:犬の10戒)


 北海道の函館で暮らす14歳の少女・あかりの家に一匹の子犬がやって来た。前足の片方だけが靴下を履いたように白いゴールデン・レトリーバーに、あかりは"ソックス"と名前をつける。

 母はあかりに、犬を飼う時には、犬と「10の約束」をしなければならないと教えてくれる。その約束を交わした瞬間から、あかりとソックスは一緒におとなへの道を歩き始める。

 母の急死、父の突然の辞職、初恋、憧れの仕事、初めての独り暮らし、恋人の事故…あかりの人生を揺さぶる、さまざまな出来事。ソックスはどんな時にも、ずっとそばにいて励ましてくれる──。

 楽しい時も、淋しい時も、犬は黙ってそばにいてくれる。もし、犬たちが人間の言葉を話せたら、いったい私たちに何を望むのだろうか?そんな疑問に答えてくれる作者不詳の短編詩「犬の10戒」が今、世界中で静かなブームを呼んでいる。

 「千の風になって」の犬バージョンとも言えるこの詩では、犬から飼い主へのメッセージという形で、犬が私たちにして欲しい10の約束事が語られている。一度でも犬を飼ったことがある人はもちろん、犬との暮らしに憧れている人なら、ささやかで切ない犬の願いに、涙せずにはいられないだろう。

 そして2008年春、この詩から、一匹の犬とひとりの少女のかけがえのない10年間を描いた感動作が誕生する。

(C)2008「犬と私の10の約束」フィルムパートナーズ







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