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監督:荻上直子
キャスト:小林聡美、市川実日子、加瀬亮、光石研、もたいまさこほか |
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9月22日(土)よりテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマ、シネセゾン渋谷ほか全国にてロードショー
公式サイト:めがね |
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ベネット・ミラー監督来日記者会見に、"たなカポーティ"登場
何が自由か、知っている
早春。
大きなトランクを一つ提げて、タエコはとある海辺の町の空港に降り立った。春の海は楚々と広がる青空を写して、穏やかに凪いでいる。
観光する所もない田舎町には、民宿「ハマダ」がある。
毎朝、浜辺で行われる「メルシー体操」。
その辺で気ままにぶらついている高校教師のハルナ。
春なのに、笑顔でカキ氷を振舞うサクラ。
ハマダの近くに集う不思議な人々のマイペースさに耐え切れないタエコは、もうひとつの民宿「マリン・パレス」に移ろうとするのだが、知らず知らず馴染んでゆき…。
『かもめ食堂』『バーバー吉野』など、どこにでもある町と人々を温かく見つめてきた荻上監督が今回描き出すモチーフは、「旅」。
都会から一人旅でやってきた主人公が、海以外に何もない田舎町でちょっぴり奇妙な人々と交流し、そこから自分を見つめる「旅」がはじまる。
すぐ近くにありそうで、でもどこにもないような、不思議と親しみやすい町。ゆるやかに自分を解放してゆくタエコの視線を介して、本当の豊かな気持ちとは何なのかとメッセージが聞こえてくる。
出演は、小林聡美、もたいまさこら、荻上作品に欠かせない実力派女優に加え、本作から市川実日子、光石研、加瀬亮らが新しく迎えられた。中でも個性派、市川実日子の存在感は格別。
キャスト全員、めがねである。
(C)めがね商会 |
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