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監督:萩生田宏治
キャスト:甘利はるな、麻生久美子ほか |
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9月27日(土)渋谷シネ・アミューズ 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
公式サイト:コドモノコドモ |
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9月27日(土)公開の『コドモのコドモ』。本作は子供たち本来の力強さと大きな可能性が描いた作品。
5年2組の教室。ファッション誌をめくりながらスニーカーの話題に花を咲かせている春菜と珠と真由は仲良し3人組。
春菜は、幼なじみのヒロユキが体格のいい万作(通称ブタマン)にプロレス技をかけられているのを黙って見てはいられず、ブタマンの背中に飛び蹴りを食らわすような活発な女の子だ。廊下で騒ぐみんなを注意するのは、優等生の美香の役目。「うざい」という言葉遣いを担任教師の八木先生から注意されると「みんな死ねだし」と春菜はつぶやく。教室にはそんな風景が広がっていた。
その日の放課後。
学年集会では保護者たちが受験を控える5年生を若い女性である八木が担当することに不満を投げかけている。その頃、春菜たち女の子3人組は元気にダッシュで下校中。帰り道の話題は東京からやってきた新しい担任のこと、荒れそうなクラスのこと、そして始まったばかりの生理のこと。家に戻って退屈になった春菜はヒロユキを誘い、自転車で遊びに出かける。やってきたのは大きな樹木の緑が揺れる公園。立ちションをするヒロユキを見た春菜は"くっつけっこ"を提案する。
ある日の授業。
「将来の夢」についての作文をみんなが発表する。父親が産婦人科医であるミツオの作文を八木先生が読み上げる。「赤ちゃんが生まれるって素晴らしい。赤ちゃんを作るところはもっと素晴らしい……」。クラス中が「エロ!」と盛り上がり、ミツオが「僕が書いたんじゃないです。人間が人間を取り出すなんて超グロいし」と発言。それを聞いた八木先生は積極的な性教育を教頭に提案するが、周囲の教師たちはいい顔をしない。
晴れた日の午後。
春菜は姉・秋美が、親友の朋子にお金が入った封筒を渡す姿を目撃する。秋美が家のタンスのなかから盗み出して渡したお金は、朋子が中絶をするための費用だった……。
それから数日後。
八木先生の性教育の授業がはじまっていた。けれど真剣に教えれば教えるほどコドモたちは茶化し、はやしたてる声は大きくなっていく。そんな中で春菜とヒロユキだけは「これって“くっつけっこ”!?」と驚く。春菜は「お腹のなかに何かいるみたい。命のもとがあるかも」と相談するも、保護者会で性教育を非難された八木先生は「そうゆう事はふざけて言っちゃダメ!」ときつく怒る。
夏。
お腹は次第に大きくなるが、誰も春菜が妊娠したとは思いもよらぬまま、時が過ぎていく。祭りの日、春菜は美香を真由と勘違いして妊娠を告白。美香は中絶をすすめるが、お腹のなかには確かに心臓の音が響いていた。春菜は美香に「私、産むって決めたから。」と宣言するが....。
(C)2008『コドモのコドモ』製作委員会
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