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原作・脚本・監督:奥田瑛二
キャスト:佐々木崇雄、安藤サクラ、夏木マリ、かたせ梨乃ほか
12月22日(土)より、新宿K's cinema、大阪・第七藝術劇場にてロードショー!他全国順次公開
予告編:Yahoo!映画 - 風の外側
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 夢を抱ける日がくる。

 そしてきっと、愛が舞い降りる。オペラ歌手を目指し、名門女子高の合唱部でソロを歌う岩田真理子(安藤サクラ)は、フェリー乗り場の海に落ちた通学鞄を海に飛び込み拾ってくれた青年(佐々木崇雄)に出会う。

 けれど鞄と一緒に海に落ちた楽譜の中からは、真理子が宝もののように思っているプッチーニの「トスカ」の楽譜が消えていた。大切な楽譜をなくしたその償いとして、真理子は青年に学校帰りのボディガードになることを約束させる。真理子たち合唱部の少女たちは、つきまとう制服ストーカーに悩んでいた。

 毎日、夕刻になると校門の前に現れて真理子たちを待つ青年。次第に親密になっていく二人だったが、青年はいつまでたっても自分の名前を明かすことがない。

 青年の名は趙聖文(チョ・ソンムン)、在日朝鮮人三世で、その出自からまっとうな人生を生きることを諦め、小さな悪事に手を染めて日々をしのぐ生活を送っていた。夢という言葉などと無縁な趙に、夢を語る真理子はまぶしすぎ、互いの好意に気づきながらも、趙は真理子を遠い存在として眺めることしかできない。

 そんななか、真理子は合唱部のソロを降ろされ、自暴自棄となる。

 一方、聖文は、自分を拾ってくれたヤクザの田丸(北村一輝)の半ば脅迫のような頼みで、一人の男を殺すようピストルを渡される。利権をめぐる抗争。その殺すべき相手は、真理子の父である地元の実業家、岩田(奥田瑛二)だった。

 互いに惹かれ合いながらも、溝が深くなっていく二人……。

(c)2007ゼロ・ピクチュアズ/K・S・F




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