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監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
プロデューサー:ギレルモ・デル・トロ、ベルタ・ナバロ、アルフォンソ・キュアロン、フリーダ・トレスブランコ、アルバロ・アウグスティン
キャスト:セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、イバナ・バケロ、ダグ・ジョーンズほか
10月6日(土)より恵比寿ガーデンシネマ他にて全国ロードショー!
公式サイト:パンズ・ラビリンス
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世界が賞賛した感涙のダーク・ファンタジー、待望の日本公開!!

 哀しい瞳をした少女の前に現れたのはパン(牧神)。いたずら好きの彼は戸惑う少女にこう囁いた。「あなたは、長い間捜し続けていた魔法の王国のプリンセスに違いない。それを確かめるためには、3つの試練を克服しなければ」。

 少女はパンの言葉に夢と希望を託した。なぜなら、彼女を取り巻く現実はあまりに過酷で、その魔法の国が素晴らしいように思えたから。3つの試練でさえもたやすいだろうと思えたからだった……。

 第59回(2006年)カンヌ国際映画祭で20分に及ぶスタンディングオベーション。ギレルモ・デル・トロ監督の『パンズ・ラビリンス』の栄光はそこから始まった。その後、スペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞では脚本賞をはじめ7部門に耀き、英国アカデミー賞では8部門ノミネートされ外国語映画賞ほか3部門を受賞、全米批評家協会賞では強敵『ディパーテッド』を破って最優秀作品賞を獲得、そしてアカデミー賞では6部門にノミネートされ見事、撮影賞、美術賞、メイクアップ賞を受賞した。そのほか、各国で熱い称賛を受け、数え切れないプライズを獲得した『パンズ・ラビリンス』。そのダーク・ファンタジーの傑作がやっと日本に上陸するのだ。

 1944年のスペイン。内戦で優しかった父を亡くしたオフェリアは、母カルメンの再婚相手、独裁者フランコに心頭するヴィダル大尉の元に身を寄せる。大尉の子供を宿した母は日に日に衰弱し、その義父は残忍な本性をオフェリアにちらつかせる。孤独と不安に苛まれ、森を彷徨うオフェリアが足を踏み入れたのは謎めいた迷宮(ルビ:ラビリンス)。驚く彼女の前に羊の姿をしたパンが現れ、夢のような言葉を囁く。「あなたは魔法の国のプリンセスかもしれない」。

 「パンズ・ラビリンス」は昨今ハリウッドで流行し量産されているファンタジーとはまったく異なるテイストを持っている。現実と幻想が、それこそラビリンスのように絡み合い、それぞれの闇を容赦なく映し出す。幻想世界でも現実世界でも血と涙がとめどなく流れ、恐怖と哀しみがふたつの世界を覆い尽くす。その残酷さと美しさが同居した映像は圧倒的な磁力をもち、われわれは目をそらすことが出来ない!

 まさにダーク・ファンタジーの金字塔。いや、その言葉さえ安易に思えるほど、物語と映像は深く雄弁に語りかけてくるのだ。

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