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監督:犬童一心
原作:さだまさし
キャスト:河野咲子:松嶋菜々子、寺澤大介:大沢たかお、河野龍子:宮本信子ほか
5月12日(土)全国ロードショー
公式サイト:眉山
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母だから、言えなかった―。
娘だから、聞けなかった―。
そして今、私は母の想いにたどり着く。


 東京で働く咲子(松嶋菜々子)は、故郷の徳島で一人暮らす母・龍子(宮本信子)が入院したと聞き、久しぶりに帰郷するが、母が末期ガンだと知らされ愕然とする。

 身勝手で父のことを決して語らない母に、寂しさとわだかまりを抱えてきた咲子だが、母を看病する中で、医師・寺澤(大沢たかお)と出会い、自分を温かく包んでくれる彼に自然と惹かれていく……。

 残された時間の中で咲子は、寺澤に背中を押されるように、今まで知らなかった母の人生を知っていく。会ったことのない父のこと、母と父の切なく苦しい恋を。やがて、母の死期が近いと悟った咲子は、母が父と果たせなかったある願いを叶えるために、母を熱狂の阿波おどりへ連れ出す……。


母の恋と娘の恋が紡ぎ出す温かな「奇跡」の物語。

 映画「眉山‐びざん‐」では、母の秘められた恋を尋ねる娘のドラマ、そして母と娘、娘を支える医師が織り成す感情のドラマが描かれます。3人の優しい想いが阿波おどりの夜に温かな奇跡を起こします。

 娘・咲子は、母・龍子との別れと医師・寺澤との出会いの中で、母がかけがえのない存在であることと、母にとって自分もまたかけがえのない<いのち>だったことを知り、人生の新たな一歩を踏み出していきます。

 ごく普通の生活の中では、身近であるが故に忘れてしまいがちな本当に大切なもの―家族、恋人、友人、そして故郷―をより愛おしく思える映画、それが「眉山‐びざん‐」です。

(C)2007「眉山」製作委員会




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