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『墨攻』
監督・脚本・プロデュサー:ジェイコブ・チャン
原作:漫画「墨攻」森秀樹/漫画脚本:久保田千太郎
原作:小説「墨攻」酒見賢一
漫画/小説ともに小学館刊
キャスト:アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ワン・チーウェン、ファン・ビンビン、ウー・チーロン、チェ・シウォンほか
2007年 新春第2弾 全国松竹・東急系にて拡大ロードショー!
公式サイト:墨攻
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歴史の闇に葬られた(墨家)

 大国が小国に攻め入り、力で制する――世界史の中で数えきれないほど繰り返されてきた侵略戦争は、21世紀になっても絶えることがなく、悲劇をもたらし続けている。しかし、強者のエゴに敢然と立ち向かい、弱者を守り抜こうとした集団が2000年以上も前の中国に存在した。儒家と並ぶ勢力を誇りながら、歴史の闇に葬られた(墨家)である。

 戦乱の世に「非攻」を掲げ、平和を目指して戦い続けた墨家。彼らは決して自ら攻撃を仕掛けることはなく、しかし守るためには戦闘のプロとなった。この集団は、春秋時代末の紀元前5世紀に思想家・墨子によって創始された。そして紀元前3世紀、始皇帝の中国統一によって戦国時代が終わると、忽然として消えた。その間200年余。彼らは、いかに戦い、いかに守ったのか?


伝説のコミック待望の映画化

 多くの謎に包まれている墨家だが、革離というひとりの墨家の男を主人公にした森秀樹(作者)と久保田千太郎(漫画脚本)によるコミック「墨攻」が1992〜96年、小学館の「ビッグコミック」に連載されると、読者の大反響を呼んだ。今なお熱く語り継がれているこのコミックの原作は、酒見賢一の中島敦記念賞を受賞した同名小説である。

 日本で生まれた傑作コミック「墨攻」は海外でも熱烈なファンを獲得し、そのひとりである香港の監督が映画化を決意。日本、韓国、香港、そして墨家の故国である中国の3カ国4地域が手を組み、待望の映画化が実現した。


1人対10万人の戦い

 革離は陥落寸前の小さな城に駆けつけ、たったひとりで10万人の敵を相手にする。優れた分析能力と的確な判断力を持ち、常に先手を打って、意表をつく守城戦術の数々を駆使する革離。クールな頭脳、磨き抜かれたテクニックで強大な敵を打ち負かすさまは痛快だ。そして、一旦引き受けた任務は死に物狂いで果たすプロフェッショナリズム。その姿は、過酷な現代社会を生き抜く男たちや女たちにも重なる。

 彼は決してヒーローとして表舞台に立つことのない、ひとりの孤独な男である。平和な世界を実現するという崇高な理想を胸に、ときには非情な戦士となり、ときには敵の命も惜しむ人間臭さを垣間見せる。その強さ、優しさが観る者の心を揺さぶる。


アジアの精鋭を結集

 革離には香港からアジアのトップスター、アンディ・ラウ。敵の猛将・巷淹中には韓国の国民的俳優アン・ソンギ。大物俳優2人を囲んで、次世代アジアン・ビューティーとして注目を集める中国の若手女優ファン・ビンビン、TVドラマ「春のワルツ」で日本でもブレイクが期待される韓国若手男優チェ・シウォン、台湾出身の人気俳優・歌手ウー・チーロン、そして『始皇帝暗殺』の中国の性格俳優ワン・チーウェンが国際色豊かに豪華共演。

 監督・脚本は、構想10年にして映画化を達成した『流星』のジェイコブ・チャン。香港、中国の精鋭スタッフとともに、日本からは撮影監督の阪本善尚、音楽の川井憲次らが参加。アジアの粋を集めた歴史アクション大作の誕生である。





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