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 今、米国でiPodの対抗馬が注目を集めている。この現象は、きっと近々、我が国でも顕在化するはずだ。そんな先取り情報。

 


2007年11月22日 10:40発信地:ワシントンD.C./米国
【11月20日 AFP】(11月22日 写真追加)オンライン通販大手アマゾン・コム(Amazon.com)は19日、書籍や雑誌、新聞などをダウンロードできる、手のひらサイズの電子端末「キンドル(Kin……
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 この手のひらサイズの電子端末「キンドル(Kindle)」を発売したのはオンライン通販大手アマゾン・コムです。価格は399ドル(約44,000円)。何に使うのかというと、アマゾンから電子書籍をダウンロードして読むわけだ。

 電子書籍を読むのに399ドルは高い。そう思われていたが、アマゾン・コムが新たな戦略を明らかにする中で、発売後、すぐに売り切れるなど大人気だ。

 我が国でも大ヒットした携帯ゲーム機「ニンテードーDS」で読める携帯小説や携帯電話で読む小説が話題となっているが、この「キンドル(Kindle)」は電子書籍を読むための専用端末である。

 アマゾン・コムによると、開発に3年を要し、無線LAN機能で、どこでも、いつでも電子書籍をダウンロードできるようしたとのこと。米国で購入し、テストした知り合いのライターによると、一冊のダウンロートが数十秒と高速で、価格も10ドル程度と、とても便利とのことだった。

 書籍販売からスタートしたアマゾン・コムは、今では家電品から衣料品などの販売も行っており、総合通信サイトに変身しました。そして、「Amqzon MP3」というサービスで音楽配信サービスも展開すると1月に発表した。

 何が起こったのだろうか。これまで音楽配信はアップの「iTunes Store」の牙城だった。そこにアマゾン・コムが突然、対抗馬として登場させた。

 さらにアマゾン・コムは、アップルを脅かす動きを強めている。この「キンドル(Kindle)」は、ダウンロードした電子書籍を読むためのものだが、米国では、書籍の朗読をCDやMP3で聞くオーディオ・ブックも流行っている。アマゾン・コムは、オーディオ・ブック関連の企業を3億ドルで買収とした。

 これらの施策が実現すると、「Amqzon MP3」では音楽+電子書籍+オーディオ・ブックが楽しめることになる。勿論、先行する「iTunes Store」でもオーディオ・ブックが楽しめるのだが....。

 とにかく生き馬の目を抜くような世界です。「iTunes Store」の牙城を脅かしそうなのがアマゾン・コムとは、アップルにも予想外の展開かもしれない。

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